本好きサラリーマンのアウトプットブログ

本を読んで感じたことや、実践した内容をアウトプットしたブログです。これからも、楽しく読書をやっていきたいですね

いだてん、『走れ二十五万キロ』「マラソンの父」金栗四三伝を読んで

熊本が誇るレジェンド、金栗四三。この本を読んで、私はそう感じました。

本書は、金栗さんの生い立ちから3度のオリンピック秘話や、その他の国内外の大会についても書かれており、一生をマラソンに繋げてこられたことがわかりました。

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私が心をひかれた内容は、ストックホルムオリンピックの予選会で勝利されたときのこと。勝って終わりではなく、なぜ勝利することができたのかを振り返り、次のスタートに向けて一歩先のことを考えられていたからです。

 

しかし、ストックホルムオリンピックでは成果を残すことができませんでした。悔しい思いもあった中、自分を振り返り将来の日本のマラソンについて考えられていたことには、感銘を受けました。3度のオリンピックに出場されるも、日の目を見ることができず。そんな中にも、前述したように一歩先を見据えて行動されていたことには、本当に頭が下がる思いがしました。

 

私がこのことから学んだことは、勉強だけではなく全てにおいて「復習」を行い自分を振り返ることが大切であるということ。私自身も学生の頃から陸上競技をやっていましたが、今思えば、練習後や試合後の振り返りの「復習」ができていなかったように思います。やはり、それが結果として、出ていたのかもしれませんね。

 

また、金栗さんが、走ることによって多くの方々と知り合い人脈を作られたことも、大きな財産になっていたのだとわかりました。人とのつながり人脈が、その人を大きく変えるということも本書から学びました。私も経験がありますが、走ることで「人の和」ができ、同じ考え思想を持っている人同士が集まり大きな力となっていくのですよね。

 

それから、走っていると周りから「走っていて、何が面白いの?」とよく言われます。私は、走った後の達成感や記録更新・勝ったときの喜びは、何とも言えなく嬉しいものがあります。

しかし、私が走ることで大切にしていることは、思いやりや挨拶など人としてどうあるべきか人間形成を行うことが重要でないかということです。

 

金栗さんは、箱根駅伝などの創設の他にも、地元熊本のためにもご尽力をされ、地元スポーツの発展に大きく貢献されていたことを本書を通して知りました。県民体育祭の設立や日本初の女子駅伝の開催等の実績を残されているとのこと。このことから、金栗さんの偉大さを感じとることができました。

今後は、「気力、体力、努力」のカナクリズムを頭の隅に入れて、ランニングライフを過ごしていきたいです。

 

私も、金栗信者になりそうです。